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ドコモ・システムズ|人間中心設計のプロセスを用いてユーザーニーズを探索し、それに応えるサービスを構想

ドコモ・システムズ株式会社は、NTTドコモの基幹システム開発をはじめ、あらゆる企業のクラウドソリューション事業やサービスを手掛けられています。そのひとつ、車両運行管理サービスの「docoですcar(ドコデスカー)」は、スマートフォンを利用して車両の動態管理や安全運転支援、アルコールチェックやIT点呼、輸配送進捗管理など多彩なサービスを提供し、運輸体制の効率化が図れるとユーザー企業から高い支持を得ています。また、それらデータを元にドライバーの運転技術を採点・評価したり、危険運転を早期検知したりすることなども可能にしました。

一方、管理される側となるドライバーにとっては、「常に監視されている」「安全運転意識以上の束縛」などと捉えられかねない中、UX/UI分野に精通するゆめみに、ドライバーが自ら率先して安全運転に取り組めるような、新サービスのコンセプト支援についてご相談がありました。

そこでゆめみでは、エンドユーザーであるドライバーの視点やニーズ、行動心理を解析すべく、ドコモ・システムズとともにワークショップを開催。徹底的なヒアリングと情報分析で、ドライバー目線でうれしいサービスや望まれる機能とはどのようなものなのかを検討し、ユーザーに寄り添えるサービスのコンセプト策定を支援しました。

<クライアント>
ドコモ・システムズ株式会社

<プロジェクト詳細>
「docoですcar」が提供する既存サービスは管理者目線がベースとなり、ドライバーや運行情報を管理することに主軸が置かれていました。そこでゆめみでは、エンドユーザーであるドライバー目線でも満足度の高い新サービス開発のためのコンセプト策定を以下の実施により支援いたしました。

実施内容
① ドコモ・システムズ様と一緒に、ドライバーの皆様とのワークショップをていねいに進め、本件のターゲットであるドライバーの人物像や行動心理、抱える悩みや問題、本質的なゴールなどを検証し、「ペルソナ」を策定。

 

【ペルソナ】

 

【バリューグラフ】

ドライバーの人物像を浮き彫りにし、行動目的やゴールを明示化するとともに、問題解決の方法やアイデアを創出しました。

② ①で創出したアイデアがドライバーの1日の勤務中でどのように利用され、どのようなデバイスで扱われるのかなどを検証。コメントによる項目洗い出しとともに、各シーンをイラスト化し、すべての参加者が同じイメージを共有できるよう工夫。

③ ②で出てきた人物像と実際のユーザー行動を比較・分析し、UI設計に基づくワイヤーフレームを作成。さらに、さまざまなアイデア群の中から深堀するものを選出し、実現化について検証したり、ビジネスモデルとして組み立てたりしながら、最もドライバーに寄り添えるサービスのコンセプトを策定。

<サービス分類>
・サービスデザインおよびコンセプトの策定支援
・ワークショップの実施
・ペルソナ策定
・ストーリーボード策定
・ワイヤーフレーム作成
・コンセプトサービス設計

 

関連サービス
【UX/UI】顧客体験設計・サービスデザイン

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