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花王・カネボウ|顧客体験を最善化するLINEミニアプリの開発・運用

化粧品事業において、デジタルコミュニケーションを強化しながらお客さまとの絆を深める花王グループ。2020年10月にカネボウ化粧品のプレステージ領域の3ブランドにおいて「LINE公式アカウント」の開設ならびに「LINEミニアプリ」を導入し、連動させることで、多様化するお客さま一人ひとりの購買行動に即した情報やオンライン上でのさまざまなサービス体験を提供されています。さらに2021年1月に花王ブランド、2022年1月には花王とカネボウ化粧品のブランドが それぞれ1つずつ追加提供されました。

ゆめみはLINEミニアプリの運用に携わり、UX/UIデザインやアプリ開発、データ分析、保守・改善などをトータルでサポートしています。

 

<クライアント>
花王株式会社
株式会社カネボウ化粧品

 

<プロジェクト詳細>

これまでもカネボウ化粧品様では自社スマートフォン用アプリ「スマイルコネクト」を通じて、季節ごとのセルフケアや商品の使い方など役立つ美容情報のタイムリーな発信はもちろん、CRM(顧客関係管理)と連携する会員証としても活用。商品購入履歴や店舗でのカウンセリング予約、肌診断結果の確認など、お客さまのパーソナルに寄り添うサービスを提供してきました。ゆめみは、カネボウ化粧品様と一体となってアプリやメディアの運用をサポートしています。

しかし昨今の社会変化に伴って店頭での接客が制限され、お客さまの購買行動も多様化するなか、より身近なデジタルツールであるLINEへの移行を決断。オンラインコミュニケーションの一層の充実とリアル店舗同様の顧客体験の実現に向け、2020年10月に「SENSAI(センサイ)」「KANEBO」「LUNASOL(ルナソル)」3ブランドのLINE公式アカウントとLINEミニアプリを連動させた新たなサービスを開始しました。

LINEミニアプリでは「スマイルコネクト」の一部機能を引き継ぎ、ブランドごとのデジタル会員証機能をはじめ、商品購入履歴や肌解析結果、商品の紹介動画や店舗の最新情報などを簡単に閲覧することができます。さらにはネイティブアプリとは異なり、新たなインストールが不要になりました。またユーザー登録をして頂くことでパーソナライズしたお知らせが届く・メッセージの受信時間が選べるようになりました。年齢やエリアを選ばず、幅広い層に馴染みのあるLINEを導入したことにより、デジタル会員化率は50%を超え、LINE公式アカウントのメッセージ開封率も高いもので70%以上、関連リンクのCTR(クリック率)は10~15%前後を記録しました(2020年12月時点実施の株式会社カネボウ化粧品調べより)。自社アプリのみでの運用時と比較して、いずれも約2倍程度の効果が出ています。

機能面でも「キャンペーンや新商品などの情報がいち早く入ってくるので助かる」など、多くのユーザーから好意的なフィードバックが寄せられています。

それらお客さまからの声や利用者層の拡大を受け、2021年1月に「est(エスト)」(花王)、2022年1月に「TWANY(トワニー)」(カネボウ化粧品)「ALBLANC(アルブラン)」(花王)のLINE公式アカウントならびにLINEミニアプリ提供も始まりました。

ゆめみには、これまで多種多様な企業のアプリ活用を成功へと導いてきた実績と、「LINE DX Program with AWS」認定パートナーとしての圧倒的な知見があります。それらを生かし、LINEミニアプリのサービス体験をより良質なものにするとともに、サービスの性能を高いレベルで確保できるクラウド基盤を実現いたします。

花王・カネボウ化粧品様のLINEミニアプリにおいても、サービスのデザイン/UX設計支援から開発、ブランドごとに独自性のあるコンテンツやメッセージの制作・配信をはじめ、サービスを通じて収集されるデータの分析や、分析結果に基づくサービス改善のご提案など、多岐にわたるサービスを、ゆめみが一貫して提供しています。

こだわりあるブランドごとの世界観を意識しながらシステムを設計したり、スマイルコネクトやカネボウ化粧品の店頭顧客システムと連携したりするのには多少の時間を要しましたが、全体的な開発や実装はスムーズに進行しました。

それは、オープンソースのAPIが多数あり、スピーディーかつ柔軟なアプリケーション開発が可能なLINEだからこそ実現したともいえます。

また、LINEのユーザーIDを活用したブランド横断型の統合マーケティングは、今後、多くの企業にとっても大きな武器となり得ます。本件においても、ユーザー視点で皆さま一人ひとりに合った、よりよい顧客体験の提供をめざし、花王様・カネボウ化粧品様とブランドごとの魅力が伝わる、独自性あるコンテンツの充実に取り組んでいきます。

 

<サービス分類>

○デザイン部門
・UIデザイン
○開発部門
・開発プロジェクトマネジメント支援
・アプリケーションサーバー開発
・LINEミニアプリ開発
・既存システムとの連携開発

○運用部門
・アプリ運用保守
・サーバー運用保守
・コンテンツ運用(LINE メッセージ制作、セグメント配信と配信結果の効果測定など)
・クリエイティブ制作
・アクセス分析レポートと改善提案
・ユーザー属性および行動分析
・施策ごとのアクセス、リテンション、コーホート分析

 

<ソリューション>

開発言語:Kotlin/Spring Boot、TypeScript(React)
デザインツール:Figma
AWS: EC2、RDS(MariaDB)、S3、ELB、Route53、CloudFront、WAF、VPC、CloudFormation、CodePipeline、CodeBuild、CodeDeploy、 CloudWatch、SecretsManager、SES、Chatbot、ECS、 ECR、Cognito、Lambda、CertificateManager、TransferFamily

 

 

提供サービス


<アプリ開発事例(一部)>

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