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三井不動産|新規事業開発のアイディアを形にするサービスデザイン支援

クライアント

三井不動産株式会社

 

▼本事例のポイント

・三井不動産グループの事業提案制度「MAG!C」は、発案者自身が社内起業して事業化していくプログラム。不動産の枠を超えた、新たなイノベーションを生み出している。

・発案後、事業計画を推進するPoC開発フェーズにおいて、ゆめみはUXリサーチや体験設計、コンセプトメイクなど、パートナーとしてサービスデザイン領域を支援。

・引き続き本開発フェーズでも、ゆめみが有するノウハウや技術などの「総合力」を生かして新規事業開発に伴走するとともに、チームとしての協業を通じてイノベーション推進にも貢献。

 

三井不動産グループは2018年、ビジネスイノベーションの推進を目的とした事業提案制度「MAG!C(マジック)」を創設しました。年1回程度、グループ全体で事業案を募集し、数回の審査や応募者向けの研修などを経て実現可能性を検討。承認されたアイディアの発案者が事業責任者となって事業化をめざすプログラムで、22年4月現在ですでに2件の新規事業が生まれています。

三井不動産HP
https://www.mitsuifudosan.co.jp/

三井不動産のビジネスイノベーション
https://www.mitsuifudosan.co.jp/innovation/

 

プロジェクト詳細

ゆめみは、「MAG!C」プログラムを活用して事業計画フェーズまで進んだ新規事業開発案件において、「アイディアを形にする」サービスデザイン領域を支援。事業コンセプトや解決したい課題をさまざまな視点から検証し、ゴールを明確に定義しながら事業化を推進する、PoC(Proof of Concept)開発フェーズに伴走しました。

 

事業化までのプロセスを検証

当初の事業計画では、限られた期間の中でネイティブアプリの開発までが想定されていましたが、社内稟議の進め方を伺ったうえで、今後の開発プロセスを検討。まずは企画するサービスの機能や魅力が想起できる最低限のプロトタイプの準備に軸足を移すことをご提案しました。

 

ワークショップの実施

アイディアや事業コンセプトの実現可能性を検証すべく、サービスデザイナーを中心に、三井不動産様とゆめみでワークショップを実施しました。

対象サービスを利用する顧客のペインを抽出し、多様なユーザー像を想定しながら、複数パターンの方向性を検討しました。ゆめみからUIデザイナーやエンジニアのメンバーも参加していたことで、その場で機能を実装する際の実現性なども加味しながら、簡易なペーパープロトタイピングの作成にまで至りました。

 

Webアプリの作成

その後、わずか3カ月程度でWebアプリを開発。三井不動産様社内の稟議において、資料だけではなく「動くモック」を使った提案によって説得力が高まり、社内の合意形成が得やすくなりました。結果、本開発フェーズに進めました。

2020年1月の提案当初、本業の不動産領域とは異なる開発アプローチや、無自覚で専門用語を多用してしまったゆめみの情報発信などに多少戸惑われることもありました。そこからおよそ一年で本開発フェーズを迎えるなか、協業を通じたコミュニケーションや情報交換を経て、三井不動産チームの皆さまが積極的にプロジェクトに参加。イントレプレナーとして社内をけん引し、盛り上げながら事業開発を推進するなど、ビジネスイノベーション面でも貢献されています。

ゆめみは複数の「MAG!C」案件でお声がけをいただくとともに、それぞれのローンチをめざし、さまざまなチャレンジに共創し続けています。

 

<ご担当者様からいただいたコメント>
三井不動産株式会社 武田 佳祐 様

このプロジェクトは原則全てがオンラインで進んでおり、オフライン重視の不動産開発が本業の私たちの常識からすると驚くべきことです。
そんな今があるのは、初期のデザインされたワークショップで濃密な時間をゆめみの皆さんと過ごし、想いや価値観をしっかりと共有できたからこそだな、と時々振り返ります。
当時具現化したコンセプトが今も、チーム共通の重要なコアになっていることからも、非常に意義深い時間だったと感じています。

 

<ゆめみ担当者の声>

今回のプロジェクトにおいては、ご相談いただいた当初から三井不動産様チームの熱量が高く、なおかつ本プロジェクトを進めるにあたって、様々な情報キャッチアップを事前にされており、情報感度も高く、活動されていました。
そのため、我々もその熱量に圧倒されないよう、個性豊かなプロジェクトメンバーを揃えて今回のフェーズを進めさせていただきました。
幸いなことに、初期のワークショップ実施段階から、「このサービスをどうしたらより良いものにできるか」、という同じ目線でディスカッションができ、発注、受注の関係を超えて、ともにサービスに向き合ってこれた点が、我々としてもたくさんの刺激や学びをいただくことができた要因であったと感じています。

 

 


<アプリ開発事例(一部)>

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