株式会社ゆめみ(本社:京都府京都市、代表取締役:片岡俊行、以下「ゆめみ」)は、この度、社内アートチーム「Transform Art Lab(トランスフォーム・アートラボ)」を発足します。第一弾の施策として、次世代を担う人材のための価値生成の発想法、ストラテジーおよびアート思考を学ぶ教育プログラム「アートストラテジー講座(NFT編)」を9月より開講します。
■背景
世の中で急務を要するDX化(デジタルトランス・フォーメーション)は、社会のさまざまな領域で加速的に変革を起こしています。ブロックチェーン技術を元にしたWeb3やNFT、DAO(自律分散型組織)やAIといった進化するテクノロジーの社会実装は、新たなデジタル環境において着実に実現されつつあり、今後の生活者の価値観にも大きく影響すると言っても過言ではありません。今や先端テクノロジーは単にユーザーの生活の質を向上させるだけにとどまらず、価値の変換装置としての役割もあります。例えば2021年、デジタルアーティストのBeepleのNFT化されたデジタル作品が75億円で落札されたニュースや、NFTを利用したDAOコミュニティの生成などが続々と実例として世の中に発露しはじめ、特にNFTを取り巻く価値変容は著しい急成長を遂げています。そういった状況において、いかにして社会に価値を提供していくのか、来るべき時代に備え、新たな価値を創出する術を身につけていくために本講座を開講するに至りました。
■講座の概要
現役の学生エンジニアを対象としたエンジニア・クリエイターに必要な付加価値創造に関する戦略を学ぶアートストラテジー・プログラムです。昨今注目を浴びるNFTおよびNFTアートをもとに、アーティストやコレクターを取り巻く環境について考察を深めるとともに、Web3時代のヴァーチャル/リアル、物質/非物質、中央集権/分散管理など、新たなデジタル環境における実践的な価値生成のストラテジーを提供していきます。
■プログラム概要
京都芸術大学教授でありアートプロデューサーの後藤繁雄氏と共にプログラムを共同開発しました。NFTアートを創出するために必須な「アート思考法」や知見を学習・共有する座学。さらに、NFTアーティスト/作品を用いた演習を行います。座学と演習を組み合わせた月1回程度実施するオンライン講座となります。
■実施概要
タイトル:「アートストラテジー講座(NFT編)」
開催日時: 9月30日(金)19:30〜21:30
会場: オンライン(Zoom予定)
参加費:無料
対象者:現役の学生エンジニア
主催: Transform Art Lab(株式会社ゆめみ)
■カリキュラム(例) ※一部変更の可能性があります
1. アートワールドとビジネスワールド1(その価値生成の共有と違い)
2. 物質的価値と非物質的価値の問題
3. アートワールドとビジネスワールド2 (コンテクストとコミュニティ)
4. 価値が増幅する仕組みについて考える (ディメンション)
5. アーティストのニューモデル (中心と周縁、ヴィジョナリー、再魔術)
6. コンテンポラリーアーティストとは何か
7. 作品形態と販売について(ギャラリーからオンラインへ)
8. NFTアートのプラットフォームにはどのような戦略が必要か
9. 作品形態と販路について (NFTアート)
10. トランスフォームアートラボのプラットフォーム戦略は?
■募集要項/エントリー
■アートプロデューサー 後藤繁雄氏によるステートメント・コメント
アートワールドは今、NFTによって不可逆的な新たなステージへの扉が開かれた。美術史は文化としての長い歴史を持つが同時に、資本主義の中でも独自の価値を生み出す特異な分野だった。『アート思考』に注目があつまるのは、その通常の価値生成を超える力がアートにあるからだ。しかし、その思考や価値は閉ざされてきた。NFTアートは、アートを新たな価値生成の場へと開くだろう。しかし、単にすでにあるアートをミンティングすれば良いわけではない。アート戦略を高速で、かつ深く学ぶことが必要なのだ。このアートストラテジー講座は、僕が長く京都芸術大学で教えたり、本で述べてきたことのエッセンスをもとに、さらにNFTアートをプロジェクト化し成功させるためのコンセンサス形成を目的に行うものです。ふるってご参加ください。
■アートプロデューサー/講師
後藤繁雄(ごとう しげお)氏
大阪府生まれ。編集者、クリエイティブディレクター、アートプロデューサー、京都芸術大学教授。「独特編集」をモットーに、 写真集、アートブックを数多く制作。坂本龍一、荒木経惟、篠山紀信、蜷川実花などの本を手がける。『エスクァイア日本版』『high fashion』『花椿』などの媒体でのアーティストインタビューは1,000人以上に及ぶ。自身主宰のG/P galleryは、アムステルダムのUnseen Photo Fairをはじめとする数々の国際写真アートフェアに出展し、横田大輔、細倉真弓などの優れた若手写真家たちを世界に輩出した。近年の著書に『超写真論:篠山紀信写真力の秘密』『現代写真アート原論』(港千尋、深川雅文との共著)『アート戦略2 アートの秘密を説きあかす』など。
■アート・サービスデザイナー
吉田理穂(よしだ りお)
Transform Art Lab 主宰/株式会社ゆめみ 取締役(アート組織担当)/サービスデザイナー。日大芸術学部卒業後、出版社でのコンテンツPR、広告代理店を経て、外資系スタートアップの東京オフィスを支援したのち、2017年、アプリ開発を行う株式会社ゆめみに入社。仮想通貨取引アプリ、がん患者専用SNS、弱視体験VRなど、多岐にわたる新規事業開発支援を行う。2022年、「Transform Art Lab(トランスフォーム・アートラボ)」設立。
■ 「Transform Art Lab(トランスフォーム・アートラボ)」とは
ゆめみ「Transform Art Lab(トランスフォーム・アートラボ)」は、来るべき時代の新たなデジタル環境における価値生成を研究・開発するとともに、クライアント向けに実践的なナレッジやサービスを提供していく組織です。
■NFTとは
「Non-Fungible Token(ノン-ファンジブル トークン)」の頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「非代替性トークン」。デジタルデータに対して唯一性を付与することができるイーサリアムなどの暗号資産を成立させている電子帳簿技術。あらかじめ契約や取り引きのルールを規定しておくことで管理者を不要にする「スマート・コントラクト(自動契約システム)」や、巨大IT企業などによる中央集権型管理から解放する「分散型アプリケーション DApps」を実現するなど、インターネットのプラットフォームの民主化、透明化に役立つと期待されています。さらに、ブロックチェーンデータ会社のChainalysis社の最新レポートによると、2021年のNFTの取引総額は409億ドル(約4兆7100億円)として、さらなる市場拡大が見込まれています。
【株式会社ゆめみについて】
ゆめみはDX・内製化支援におけるリーディングカンパニーです。2000年の創業以来、様々なWebサービスの豊富な専門知識を活かして、これまで400社以上の企業と共に全世界5,000万MAUに達するWebアプリケーションやスマートフォンサービスを企画開発してきました。私達のビジョンは、法人顧客と共に『世界中で使われるサービスを提供する』ことです。多くの人の生活に密着し長く使われるサービスを日々、法人顧客のみなさんと一緒に考え実現させています。また、サービス企画からデザイン・開発・運用と全てをマルチスティック(幅広い顧客部門に伴走可能)に動き、日本のデジタル部として顧客組織のアジリティを向上させることをミッションにゆめみ自身も日々成長しています。そして、私達の最終的なミッションとしては法人企業の内製化を実現してコア業務におけるアウトソーシングの時代を終わらせることを目指しています。
【会社概要】
名称:株式会社ゆめみ
資本金:100,000,000円
設立: 2000年1月
代表者: 代表取締役 片岡俊行
東京本社:東京都世田谷区三軒茶屋2-11-23 サンタワーズB棟8階
京都本社:京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON烏丸4階
従業員数:300名(2022年9月時点)
主な事業内容:
インターネットサービスを主とした開発・制作・コンサルティングの内製化支援
オムニチャネルを中心としたデジタルマーケティング支援
スマホアプリ開発(iOS、Android)
デジタルメディアコンテンツ運用、自社サービス運営
URL:https://www.yumemi.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ゆめみ 広報:妹尾(せのお)
TEL:03-5432-5801 E-mail:pr@yumemi.co.jp
お問い合わせフォーム:https://www.yumemi.co.jp/contacts