WORKS

トラストバンク|ご担当者様インタビュー/プロダクト独立に向けた開発内製化とアーキテクチャ再構築支援

トラストバンクは「自立した持続可能な地域をつくる」をビジョンに掲げ、国内最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」をはじめ、行政のDX化を推進するパブリテック事業や、地域経済の循環を促す地域通貨事業など、地域を元気にするさまざまな事業やサービスを展開しています。

複雑化・多様化する地域課題と真摯に向き合い、さらなる事業領域の拡大や新規サービスの開発に取り組まれるなか、より柔軟かつ拡張性に優れたアーキテクチャや開発組織の強化が急務となりました。

ゆめみは、高い設計力や技術力を誇る「エンジニアファースト」のチーム編成のもと、PHPバージョンアップ支援やシステム改善支援などの伴走を通じて内製化を支援しています。

今回はトラストバンクの多角的事業を支えるエンジニアチームを卓越した技術と豊富な経験、そして力強い情熱で率いる、プロダクト開発部マネージャー・瀬尾様に取材の機会を賜り、内製化への想いや現状の取り組み、今後の展望などについてお話を伺いました。

<クライアント>

株式会社トラストバンク

 


※インタビューは2024年5月に実施。掲載されている情報はすべて取材当時のものです

 

——まずはゆめみにご相談をいただいた経緯から伺えますか?

2012年の開設以来「ふるさとチョイス」が事業として常に成長し続け、これまでさまざまな機能追加や改修がなされてきました。サービスが巨大化する一方で、システムに関しては最後のリニューアルから数年が経ち、技術的負債が蓄積していました。

また、事業の多様化や複雑化に伴ってエンジニアの属人化が進むなか、業務の専門性やスキルを高めながらチーム間での引継ぎや社内ナレッジを蓄積していくことが、長年の課題ともなっていました。

私のミッションは、技術的負債に向き合い、システムやプロダクトをバージョンアップしながら、開発組織も含めて全体最適化を進めていくことです。個人的にもメンバーの育成やチームビルディングには思い入れがあって、最終的にはチーム内で完結し、自分の役割が不要になることを目指しています。
そのために、技術的に信頼できて、内製化支援の実績も豊富なパートナー企業を探していて、ゆめみさんにたどり着きました。

今回が初めてのお声がけだったのですが、ゆめみさんってエンジニアの技術発信がすごいじゃないですか。前々からさまざまなメディアでアウトプットを拝見していたので、初対面なのにまるで「はじめまして」の気がしなくて(笑)。スーパーエンジニアの皆さんを目の前にして、アベンジャーズを味方に得たような頼もしさがありました。

——今期から共創がスタートして数カ月、これまでの取り組みとゆめみの伴走についての印象をお聞かせください。

今期はまず喫緊の課題だった、PHPのバージョンを7.4 から 8.3に取り組んでいます。それでも単なる移行作業にとどまらず、それに付随するサーバーや、レポジトリなど、さまざまな環境面を検証しながらこれもやれる、あれもできるとあらゆる可能性をゆめみさんがプル型で提案してくださるので、現行アーキテクチャの再構築に向けても並行して動き出せています。

もちろん規模の大きい話ですし、アーキテクチャの再構築となると未来への投資に近いので、会社の了承と得ながら長期視点で進めていけるよう、ゆめみさんにはゴールまでの長い道のりを二人三脚でサポートいただければと思っています。

むしろ、私が生粋のモチベーション駆動型なもので、やりたいことが多すぎて頭の中で整理のつかないまま勢いあまって飛び出しそうになるのを、ゆめみさんがやさしくそっとブレーキをかけてくれるような関係性かな(笑)。それでも決して「できません」「範疇外です」といったお戻しはなく、裏付けされたスキルや幅広い実績からの知見で必ず何らかの答えをくださるので、ひとりでモヤモヤと悩む時間が減り、個人的にもチームとしても開発の推進力が高まっていると感じています。

 

<ゆめみのアプローチ>
●PHPのバージョンアップ(PHP 7.4 から PHP 8.3)の実施
●開発グループメンバーと⼀緒に「参加型開発体験」を行い、ノウハウを資産化することによる内製強化
●開発レビューや技術相談を通じたテックリード支援

 

——今後の展望と、ゆめみへのリクエストがございましたら教えてください。

トラストバンク全体で言うと、地域創生をめざして自治体さんへの価値提供に本気で臨んでいると社内で働いていても感じています。私自身も、学生時代に青春18きっぷを駆使しながら全都道府県を回って、観光ではなく地域の食べ物や地元の人と出会い、交流した経験や思い出が深くて。地域活性に関しては人一倍熱量が高く、とにかくサポートしたい気持ちに満ちあふれています。

今後も「ふるさとチョイス」中心として、事業成長に伴うプロダクトの成長もあります。寄付者さんが使いやすいようパーソナライズしたり、自治体に向けてもニーズの変化や時代に合わせて必要な機能が求められるため、仕様もどんどん変わっていくことかと思われます。それらを実現していくと同時にシンプルに利用者にとって「価値を提供できるプロダクト」になるよう育てていきたいです。

そのためには、必然的にシステムやその開発を担う組織も刷新しながら、ビジネスとシステムの両輪をうまく回していかねばなりません。

自分の仕事に対する信念は「仕事を楽しくする」です。仕事を楽しくするためにも組織づくり、環境づくりに尽力しています。
エンジニアが開発を楽しめる環境やマインドを築くためにも、みんなで一緒になって技術力を高めたり、全力を出して乗り越えたり、同じ会社のメンバーがひとつになって進んでいける状況をつくっていく。楽しい環境づくりに貢献できることも、それが徐々にできあがっていく過程もものすごく楽しいんですよね。

個人としては、技術的負債の解消だけではなく、組織づくりや自身のアーキテクトエンジニアとしてのスキル向上、ビジネス視点のアドバイスなど、新たな可能性を模索できるよう、ゆめみさんとの共創を通じて研鑽を重ねたいと思っています。もともと当社の業務委託は社内常駐メンバーがほとんどで、外部パートナーとのやりとりは少なく、円滑にコミュニケーションできるだろうかと当初は懸念もあったのですが、ゆめみの皆さんのお人柄というか完璧なリードのおかげでまったくの杞憂に終わりました。随時壁打ち相談というか、もはや壁すら感じられない細やかなご対応で、こちらもやりたいことや目標を思いつくまま投げさせていただき、速攻で打ち返されるという(笑)。でもたとえダメだったとしても、やってみて気づくことや見つかる課題も多いので、引き続き情熱を持って進んでいきたいと思います。

ゆめみさんに望むことというよりは、現状検討段階にあるプランを早く実装にこぎつけながら、アベンジャーズの本領を発揮していただける土壌を用意できるよう努めたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

 

――こちらこそ、引き続きよろしくお願いいたします! 瀬尾さん、お忙しいなか貴重なお時間をありがとうございました!

 

<サービス分類>

・開発支援
・プロジェクトマネジメント支援
・テックリード支援

 

<提供サービス>

内製化支援サービス

 

 

Recommend 関連情報